Lost Perspective

SCROLL

MV & Lyrics

ロスト・パースペクティブ それはグライダーのように滑走する葛藤 がらんどうの感情は猛毒に浸り 改変する肉体を蝕むサイン 病めるまま声を受け入れる 共生する現代の病理 頭に流れるのは いつものP-Funk メランコリックな哀愁抱えて 一寸先は闇 二寸先の灯火 Lost Perspective あらら 待ってよ 僕らはエスケイプ 覚醒する宇宙 泣ける夢 もういいよ Lost Perspective さらば さっきの言葉を捨て去れボーイ 発見はエレキテル 焦げた匂い 燃やせ Lost… それはがんじがらめの鎖かたびらの中 妄想するのは禁忌の秘薬 大至急連絡が欲しいと 大声を上げてるカスタマーに ごくたまに 替え玉に 神のまにまに まにまにMoney
孤独という未来の恐怖に 心を満たすファンカデリック ファンタスティックな高揚 一寸法師よ 敵を 五寸釘で刺せ Lost Perspective あらら 知ってる 私はフラフープ 膨張する宇宙 溶ける金 どうすれば Lost Perspective ようこそ あの日に捲られた 坊主 接近はスレスレに 冷めた視線 凍てつけ Lost… 蜘蛛の糸のように絡み合う世界 感情はいらぬ 論理をよこせ カビまみれのエビデンスを掲げ 我は あはれ 泡まみれ 変われ あれれ Lost Perspective あらら ラッキー みんなでエスケイプ 吸収する宇宙 足掻く未来 もういいよ Lost Perspective さらば あの日の言葉は最後の希望 発展はテレビジョン 凍てつく炎 待ってんだステイション 上る 野望 満たせ Lost Perspective
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Short Story

昔、ある紳士が言った。
感情は、暴力を生む装置だと。
若い彼は、それを否定した。

だが今、
暴走する感情の波を前にして、
その言葉を、わずかに思い出していた。

どれだけ仕組みを作っても、
それは、いずれ塗り替えられる。
歴史が、そう証明している。

ならば――

塗り替えるのは、音だ。

彼女は、笑っていた。

上も、下も、分からない。
左右さえ、意味を持たない。
それでも、このスリルは、
どんな速度でも得られなかったものだ。

「みんな、行くよ!」

低音は、いつも下にある。
視点が消えても、
ベースの位置だけは、揺るがない。

彼女は、迷わない。
音の中で、自分の場所を知っている。

リズムが走る。
正確で、無機質なはずの刻み。

彼の作る一定の間隔が、
ばらけた音を、引き戻していく。
そこに、基準が生まれる。

音は、組み替えられていく。
無数のパターン。
分解され、再構築される旋律。

見えなくてもいい。
音は、触れられる。
彼のピアノが街を包んでいく。

「まったく、天才ばかりだな」

散らばる音を拾い上げる。
ぶつかり合う個性を、ひとつに束ねる。

必要な音を、必要な場所へ。
ギターが、輪郭を引き戻す。

「へへっ、最高だねぇ」

声が、乗る。
まとまり始めた音は、
意志を持った塊へと変わる。

歌が、それを街へと拡げる。
視点など、いらない。
ここには、音がある。

彼は、静かに笑った。

街は一度、
巨大な渦に飲み込まれたように見えた。

だが――
音が、塗り替えていく。
色が戻る。
輪郭が戻る。

そして、
どこか懐かしい歌が、
微かに響いていた。

Songs

ファンク・タウン
#1 ファンク・タウン
アンビバレント・ブルー
#2 アンビバレント・ブルー
ゆふされば
#3 ゆふされば
スーパーソニック
#4 スーパーソニック
夜想曲
#5 夜想曲
手薬煉ヲ引ケ
#6 手薬煉ヲ引ケ
メランコリー
#7 メランコリー
クライシスの臨界
#8 クライシスの臨界
ロスト・パースペクティブ
#9 ロスト・パースペクティブ
再生
#10 再生

Visual Archive

メンバー

Seira

Seira — Vocal

スピードを信じている。
迷う前に、アクセルを踏むタイプだ。
早いマシンと、強い音が好き。
立ち止まるくらいなら、視点を失ったまま走り続けることを選ぶ。
このバンドの進行方向は、彼女の声が決めている。

Kirari

Kirari — Bass

ほとんど喋らない。
言葉よりも、低い音のほうが正確だから。
普段は漫画を読んでいる。
ページをめくるリズムと、ベースラインは、どこか似ている。
感情は、音の奥に沈んでいる。

mick

Mick — Guitar

だいたい何でもできる。
だから、どこにも縛られない。
兄貴分として慕われているが、本人はあまり気にしていない。
気が向いたときに現れて、いちばん自由な音を置いていく。

kyo

Kyo — Keyboard

ピアノは、いちばん古い言語。
それ以外は、あとから覚えた。
ゲームとアニメと、現実の区別が、少し曖昧。
正確で、静かな音。
彼のキーボードは、この世界を少しだけ柔らかくする。

Odi-3000

OG3000 — Drums

この中で、いちばん長く生きている。
冗談は古いが、リズムは新しい。
余計なことを言いながら、誰よりも正確に時間を刻む。
バンドが壊れずに走れるのは、彼が、時間を裏切らないからだ。

MB

MB — Producer

長い間、ファンクタウンにいた。
表舞台には出てこない。
このメンバーを集めた理由は、今も語られていない。
街が正常だった頃も、歪み始めた頃も、彼はそこにいたらしい。

Liner Notes

「ロスト・パースペクティブ」は、視点を失ったまま、それでも前に進もうとする感覚をテーマにした楽曲です。正しさや意味が簡単に更新されていく現代の中で、自分がどこに立っているのか分からなくなる瞬間は、誰にでも訪れるものだと思います。

この曲では、そうした不確かさや違和感を、無理に整理したり、結論づけたりすることはしていません。むしろ、混乱したまま、揺れたままでも音が鳴り続けること自体に、一つの意味があるのではないかと考えました。

ファンクやサイケデリックの要素を軸にしながら、断片的な言葉やイメージを重ねることで、聴く人それぞれが、自分なりの視点を重ねられる余白を残しています。

この楽曲が、何かを理解するための答えではなく、立ち止まったり、考え直したりするための「きっかけ」として、そっと寄り添う存在になれば幸いです。

— maurice blue
Producer / Bluepiece Lab.

Single

ロスト・パースペクティブ Cover
ロスト・パースペクティブ
Bluepiece Lab.
Label: Bluepiece Lab. Release: 2026.01.21
ISRC: QZFZ72674451
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